こんにちは、兵庫宝塚カイロプラクティック院長の一色です。身近な人との別れを経験したあと、なんとなく体調が優れない日が続いていませんか。時間が経てば落ち着くと言われても、夜になると胸が苦しくなったり、ふとした瞬間に涙が出てきたりして、「このまま大丈夫なのかな」と不安になってしまう方も多いと思います。そんなとき、「これって心の問題なのか、それとも自律神経がおかしくなっているのか」と、インターネットでいろいろ調べる方もいらっしゃるでしょう。もしあなたが、身近な人の死別をきっかけに体調の乱れで悩んでいるなら、一度こちらの自律神経の専門ページもあわせて目を通してみてくださいね。


身近な人との別れのあと「自分だけがおかしいのでは」と感じている方に、少しでも安心してもらえるような内容を意識して書きました
身近な人の死別と自律神経はなぜ結びつくのか
身近な人との別れは、人生の中でもトップクラスのストレスだと言われています。頭では分かっていても、心と体はそんなに簡単に切り替わってくれませんよね。ここでは、なぜ人との別れが自律神経に大きな影響を与えるのか、その背景からお話ししていきます。
私たちの体には、呼吸や心拍、血圧、体温などを自動で調整してくれている仕組みがあります。それが「自律神経」と呼ばれるものです。自律神経は、アクセル役の交感神経と、ブレーキ役の副交感神経のバランスで成り立っていて、心身の状態にあわせて細かく働いてくれています。
ところが、大切な人を亡くしたショックや喪失感が続くと、このバランスが一気に崩れやすくなります。頭では「しっかりしなきゃ」と思って頑張るのに、体のほうはずっと緊張状態のままで休まらないという状態が続いてしまうのです。これが、死別を経験したあとに出てくるいろいろな不調の土台になっていきます。
しかもやっかいなのは、「もう落ち着いたと思っていたのに、ふとした拍子にまたつらさがぶり返す」という波があることです。命日や記念日だけでなく、何気ない匂いや音、景色がきっかけで、自律神経がまた過敏に反応してしまうことも珍しくありません。
死別後に出やすい心と体のサインとは
実際に、身近な人を亡くしたあと、どんな心身の変化が出やすいのか。患者さんからよく伺うお悩みを、イメージしやすいように整理してお伝えしていきます。ここでご紹介するのはあくまで一例ですが、「あ、自分にも当てはまるかも」と感じるところがあれば、今の状態を見つめ直すきっかけにしていただけたらと思います。
眠りの質がガクッと落ちてしまう
まず多いのが、「眠り」の問題です。夜ベッドに入ってもなかなか寝付けない、途中で何度も目が覚める、朝早く目が覚めてそこから眠れない。あるいは、眠ったつもりでも全然休めた感じがしない。このような相談は本当に多く寄せられます。
頭の中で故人との思い出がぐるぐる回ったり、「あのときもっとこうしていれば」という後悔の気持ちが止まらなかったりすると、体はずっと「戦闘モード」のままです。交感神経が優位な状態が続いているので、眠りのスイッチがうまく入らなくなってしまうのです。結果として、日中もボーッとしたり、集中力が続かなくなったりします。
胸のドキドキや息苦しさが出てくる
次によく聞くのが、「急に胸がドキドキして苦しくなる」「息がうまく吸えない感じがする」といった症状です。検査をしても心臓や肺には明らかな問題がないのに、体は確かにつらい。このギャップに戸惑う方も少なくありません。
これは、自律神経が心臓や呼吸を調整していることと深く関係しています。強いストレスがかかると、体は危険から身を守ろうとして心拍を速くしたり、呼吸を浅く速くしたりします。本来は一時的な反応なのですが、喪失のショックが長引くと、この状態が慢性化してしまうことがあるのです。
食欲の変化や胃腸の不調が続く
食事の変化もよく見られます。「まったく食欲がわかない」「味がよく分からない」というタイプもいれば、「気づいたら甘いものばかり食べてしまう」という方もいます。いずれにしても、以前の自分の食べ方とは違うパターンに偏ってしまうことが多い印象です。
自律神経は胃腸の動きもコントロールしています。ストレスで緊張状態が続くと、消化機能が落ちて、胃もたれやムカつき、下痢や便秘などが出やすくなります。食べられない日が続くと体力も落ちますし、栄養不足がさらに不安感や落ち込みにつながるという悪循環に入りやすくなります。
感情の波と「何も感じない」の両方がつらい
心の面では、悲しみや寂しさだけでなく、怒りや後悔、罪悪感、虚しさなど、いろいろな感情が行ったり来たりします。昨日までは落ち着いていたのに、今日は涙が止まらない。そんな揺れを何度も経験して、「こんな自分はおかしいのでは」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
一方で、「泣きたいのに泣けない」「何も感じなくなってしまった」というご相談もあります。これは心が壊れてしまわないように、体が一時的に感情のスイッチを切っている状態とも言えます。どちらも、自律神経が過剰な負荷から身を守ろうとして起こしている反応だと考えると、少し見え方が変わってくるかもしれません。
それは「異常」ではなく、体の自然な反応かもしれません
ここまで読んでくださったあなたは、「こんなにたくさん当てはまるなら、やっぱり自分はどこかおかしいんじゃないか」と感じているかもしれません。しかし、身近な人を亡くしたあとの心と体の反応は、とても個人差が大きいものです。同じような別れを経験しても、症状の出方や続き方は人それぞれ。どれが正解、どれが不正解というものではありません。
むしろ大きな喪失を経験したからこそ、自律神経を含めた全身がフル稼働で頑張っていると考えたほうが、実際の体の仕組みに近いと私は感じています。無理に「早く元に戻らないと」と自分を追い込むことが、かえって回復を遅らせてしまう場合もあります。
だからこそ、「今のあなたの状態は、決して一人だけのものではない」ということを知っておいてほしいのです。同じようなプロセスをたどっている方は、想像以上にたくさんいらっしゃいます。まずはその事実を受け止めることが、自律神経の緊張をゆるめる第一歩になります。
日常生活でできる自律神経ケアのポイント
とはいえ、ただ「時間が解決してくれる」と待っているだけでは、つらい期間が長引いてしまうこともあります。ここからは、治療院で患者さんにお伝えしている中から、日常生活の中で取り入れやすいセルフケアをいくつかご紹介します。完璧にやろうとしなくて大丈夫です。できそうなものから、少しずつ試してみてください。
睡眠と起きる時間だけはなるべくそろえる
細かいことは変えられなくても、まず意識していただきたいのが「寝る時間と起きる時間」です。何時間眠れるかよりも、毎日だいたい同じリズムでベッドに入り、同じ頃に起きることを目標にしてみてください。それだけでも、自律神経にとっては大きな安心材料になります。
眠れないからといって、スマホを長時間見続けたり、布団の中で悩みごとを繰り返し考えてしまうと、脳はますます興奮状態になってしまいます。どうしても寝付けないときはいったん布団を出て、部屋の明かりを少し落としながら、温かい飲み物を飲んでゆっくり深呼吸をしてみるのもひとつの方法です。
「ちゃんと食べる日」と「ほどほどの日」を分けて考える
食事については、「毎日きっちり三食バランスよく」と考えると、それ自体がプレッシャーになってしまうことがあります。そんなときは、「今日はちゃんと食べる日」「今日はほどほどの日」と、あらかじめ自分の中でゆるやかな線引きをしてみてください。
例えば、ちゃんと食べる日は、ご飯と汁物とたんぱく質を意識して取り入れてみる。ほどほどの日は、たとえおにぎりと味噌汁だけでもOK、と自分に許可を出してあげる。そうやって、自分の心と体に優しい基準を用意しておくと、胃腸への負担も少し軽くなり、自律神経も落ち着きやすくなります。
「やらなきゃいけないことリスト」を小さく分ける
身近な人の死別のあとは、手続きや片づけ、仕事や家事など、とにかくやることが山積みになりがちです。頭の中で「あれもこれも」と考え続けていると、それだけで自律神経は休む暇がありません。そんなときにおすすめしたいのが、「やらなきゃいけないことリスト」を小さく分けることです。
例えば、「役所の手続き」という大きな塊を、「書類を一枚確認する」「役所の受付時間を調べる」といったレベルまで分解していきます。そして、一日にこなすのはそのうちの一つか二つで十分と自分に言い聞かせるのです。少しずつでも前に進んでいる実感が持てると、交感神経の過剰な緊張が和らぎやすくなります。
治療院だからこそできる自律神経へのアプローチ
ここまでお話ししてきたセルフケアだけでも、ゆっくりと回復していく方はたくさんいらっしゃいます。ただ、長期間にわたるストレスや悲しみの中にいると、自分一人ではどうにもできないほど自律神経のバランスが偏ってしまう場合もあります。そのようなときこそ、第三者の手を借りる意味が出てきます。
兵庫宝塚カイロプラクティックでは、カウンセリングと検査を通して、今の体の状態や自律神経のバランスを丁寧に見ていきます。そのうえで、脳の働きを高めながら全身の歪みを整え、体と心の両面から回復をサポートしていきます。いわゆる強い刺激の整体とは異なり、体に負担をかけないやさしい施術が中心ですので、ご年齢や体力に不安のある方にも受けていただきやすいと思います。
また、施術そのものだけでなく、日常生活の過ごし方や、まわりの人との距離の取り方なども一緒に整理していきます。身近な人の死別にまつわるお話は、ときにとてもデリケートな内容を含みますが、院内で話していただいたことが外に漏れることはありません。安心して、今感じていることをそのまま言葉にしてもらえたらうれしいです。
一色が大切にしている「心と体の両方を見る」という視点
私が治療家を志したきっかけは、自分自身の長年の腰痛でした。いろいろな治療を受けても良くならず、「もうこの痛みと付き合っていくしかないのかな」とあきらめかけていたときに出会った整体で、体だけでなく心までふっと軽くなった感覚があったのです。その経験が忘れられず、「いつか自分も誰かの役に立てたら」と思うようになりました。
二十数年の社会人生活を手放して整体の道に進んだあと、たくさんの方の体に触れ、話を聞いてきました。その中で強く感じるのは、どんな症状にも「背景の物語」があるということです。特に、身近な人を亡くしたあとに出ている不調は、その方がどれだけその人を大切に思っていたかの裏返しでもあります。
だからこそ、症状だけを見て「これは自律神経ですね」と片づけてしまうようなことはしたくありません。心の痛みと体のサイン、その両方に耳を傾けながら、今のあなたにとって最適なペースで回復をお手伝いする。それが私がこの仕事を続けている理由であり、何より大切にしているスタンスです。
一人で抱え込まず、いつでも頼ってください
身近な人の死別は、周りからは想像できないほど大きな出来事です。時間が経つほど、周りの人からは「もうそろそろ元気になった?」と声をかけられる一方で、自分の中ではまだ整理しきれていないことがたくさん残っている。そんなギャップに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。
もしあなたが、眠れない日々や胸のドキドキ、息苦しさ、ふとした瞬間にこみ上げてくる涙などに悩まされているなら、それは決して弱さでもわがままでもありません。それだけ心と体が全力で頑張ってきた証拠です。そして、自律神経は整えていくことで、必ず変化していきます。
「この程度で相談するのは大げさかな」と思わなくて大丈夫です。少しでも不安があれば、いつでも兵庫宝塚カイロプラクティックにご相談ください。あなたのペースを大切にしながら、一緒に出口を探していきましょう。なお、死別後の不調が続いている方は、自律神経の観点からの詳しいお話をまとめたこちらのページも、あわせて読んでみてください。
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