なんとなくいつも気が張っていて、夜になっても頭が冴えたまま、疲れているのに休めた気がしない。そんな状態が続いていると、「このまま倒れてしまうんじゃないか」と不安になりますよね。交感神経ばかりがフル稼働していると、心と体の両方が休むタイミングを失ってしまいます。そうした状態から抜け出すために、ブレーキ役の神経を日常の習慣で取り戻していくことがとても大切です。そのようなお悩みでお困りの方に向けて、自律神経失調症について専門的にみている治療院の視点からお話ししていきます。
忙しくて病院に行く時間がなかったり、検査では異常なしと言われて途方に暮れている方も、一度ご自身の生活を振り返りながら読んでみてくださいね。


交感神経優位が続いてつらい方が少しでもホッとできるきっかけになればと思って書きました
交感神経ばかり働くと体の中で何が起きているのか
まずは、今のあなたの体の中でどんなことが起こっているのかをイメージしてみましょう。難しい専門用語はできるだけかみ砕いてお伝えしますので、肩の力を抜いて読んでみてください。
アクセル踏みっぱなしの状態が続いていませんか
交感神経は、車でいうところのアクセルのような役割を持っています。仕事モードに入る時や、集中したい場面、危険から身を守る時にはこの神経が働くことで、心拍数が上がり、血圧も少し高くなり、体は「戦う」準備を整えます。
本来であれば、アクセルを踏む時間があっても、休む時にはブレーキ役であるリラックスの神経が働いてくれます。ところが、ストレスが重なったり、生活リズムが乱れ続けると、一日中ずっとアクセルを踏みっぱなしのような状態になってしまうのです。
ブレーキ役の神経がうまく働かないとどうなるか
本来なら、夜になると自然とブレーキがかかって体温が下がり、眠りやすい状態になっていきます。しかし、アクセル側が強くなり過ぎていると、夜になっても頭が冴えたままで、布団に入っても眠れなかったり、眠りが浅く何度も目が覚めたりします。
さらに、消化や回復を担当しているブレーキ側の働きが弱くなるので、胃腸がもたれたり、疲れが抜けにくくなったり、朝からだるさが取れないまま一日が始まるようになってしまいます。
「検査では異常なし」でもしんどい理由
病院で検査をしても、「特に悪いところはありませんよ」と言われてしまう。けれど実際のあなたは、めまいがしたり、動悸がしたり、朝起き上がれないほどしんどかったりする。こうしたギャップに戸惑っている方はとても多いです。
これは、臓器そのものに目立った異常がないにもかかわらず、それらをコントロールしている自律神経のバランスが崩れているから起こる症状と考えられます。見た目の検査では映らないからこそ、なおさら不安になってしまうのだと思います。
こんな暮らし方がアクセル優位を招きやすい
次に、どんな日常の過ごし方がアクセル側の神経ばかりを働かせてしまうのかを、一緒に振り返ってみましょう。「全部当てはまる…」という方も落ち込む必要はありません。気づいたところから少しずつ変えていけば大丈夫です。
寝る直前までスマホやパソコンを見ていませんか
ベッドの中で、なんとなくSNSやニュースを眺めているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまう。そんな夜が続くと、脳が常に情報処理モードになってしまい、ブレーキの神経が働きづらくなります。
強い光や刺激的な情報は、体にとっては「まだ活動時間だ」と勘違いさせる材料になってしまいます。結果として、眠りたくても体が「休んでいい」モードに切り替わらなくなってしまうのです。
食事や睡眠時間が日によってバラバラになっていませんか
残業や家事、付き合いなどで、夕食の時間が遅くなったり、寝る時間が日によって大きくズレてしまう生活も、体内時計には負担がかかります。体内時計が乱れると、アクセルとブレーキの切り替えタイミングも狂いやすくなります。
特に、夜遅い時間の食事は、消化にエネルギーを使うため、寝ている間も内臓が休めず、翌朝に胃もたれや体の重さとして残ってしまいやすくなります。
頑張り屋さんほど知らず知らずのうちに無理をしている
責任感が強く、周りに迷惑をかけたくないと考える人ほど、自分のしんどさを後回しにしてしまいます。「このくらいならまだ大丈夫」と頑張り続けているうちに、心と体の許容量は少しずつ削られていきます。
ふと気づいた時には、休みの日なのに全然休めない、何をしても楽しく感じられない、という状態になっていて、そこで初めて「もしかして自律神経なのかな」と意識する方も多い印象です。
ブレーキ役の神経を取り戻す朝・昼・夜の整え習慣
ここからは、アクセル側に偏りがちな状態からブレーキの働きを取り戻していくための、具体的な生活習慣についてお伝えします。一度に完璧を目指す必要はありませんので、できそうなものから一つずつ試してみてください。
朝:一日のリズムを整えるスタートの仕方
朝目覚めたら、まずカーテンを開けてしっかりと朝の光を浴びることをおすすめします。強い光を目から取り入れることで、体内時計がリセットされて、一日のリズムが整いやすくなるからです。可能であれば、その場で軽く伸びをして、深めの呼吸を意識してみてください。
朝食を抜いてしまうと、血糖値が乱れやすく、午前中のだるさや集中力の低下につながることがあります。難しく考えず、温かい飲み物と消化に負担の少ないものを少量でも良いのでとるようにすると、体が「動き出す準備」をしやすくなります。
日中:仕事中でもできる小さなブレーキの入れ方
仕事中はどうしてもアクセル側が働きやすくなりますが、その中でも小さなブレーキをこまめに入れていくことがポイントです。長時間同じ姿勢でパソコンに向かい続けるのではなく、1時間に一度は立ち上がって席を離れるなど、区切りを作ってみてください。
トイレに立ったついでに首や肩を回したり、背伸びをしてみたり、ごく短いストレッチでも構いません。筋肉の緊張が和らぐことで、頭の中の緊張も少しずつほどけていく感覚を実感していただけると思います。
夜:眠りにつく前のブレーキ儀式を作る
一日の終わりには、「ここからは休む時間ですよ」と体に知らせるための儀式のようなものを決めておくと、ブレーキ側の神経が働きやすくなります。例えば、寝る1時間前にはスマホやパソコンから離れ、部屋の照明を少し落として過ごすなどです。
ぬるめのお湯でゆっくり湯船につかることもおすすめです。熱すぎるお湯はかえってアクセル側を刺激してしまうことがあるので、少しぬるいかなと感じるくらいの温度で、ぼんやりと湯船につかってみてください。入浴後は自然と体温が下がっていき、それが眠りへのスイッチになります。
今すぐできる呼吸とセルフケアで緊張をゆるめる
生活習慣の見直しとあわせて、その場でできるセルフケアを知っておくと、「しんどいな」と感じた瞬間に自分でブレーキをかけるきっかけになります。ここではご自宅や職場でも取り入れやすいものをご紹介します。
ゆっくり吐く呼吸で心拍数を落ち着かせる
簡単ですが侮れないのが、呼吸の整え方です。緊張している時は、誰でも自然と呼吸が浅く速くなりがちです。そんな時こそ、意識して息を長く吐くことを意識してみてください。
やり方は難しくありません。鼻から軽く息を吸い込んだら、口を小さくすぼめて、細く長く息を吐き出していきます。吐いている時間を吸った時間の倍以上にするイメージで続けてみると、次第に心拍数が落ち着き、体のこわばりも少しずつゆるんでくる方が多いです。
首まわりや耳まわりをやさしくゆるめてみる
一日中、緊張状態が続いている方は、首や肩、耳の周りがカチカチになっていることがよくあります。この部分は血管や神経がたくさん通っているところなので、やさしくゆるめるだけでもホッとした感覚が出てくることがあります。
耳を軽くつまんで、上下や横にゆっくり動かしたり、耳全体を手のひらで包み込むようにしてあたためてみるのも良いでしょう。力を入れすぎず、「気持ちいい」と感じる程度の刺激を意識してみてください。
やってしまいがちだけれどブレーキを弱めてしまう習慣
ここまでお伝えしたような整え習慣とあわせて、できるだけ避けた方が良い行動も知っておくと、アクセル優位の状態から抜け出しやすくなります。「これまで無意識に続けていたな」と思うものがあれば、できるところから見直してみましょう。
刺激物に頼って一日を乗り切ろうとしていませんか
眠気覚ましのコーヒーやエナジードリンクなど、日常的にカフェインを多くとっていると、自分の疲れ具合に気づきにくくなってしまいます。つい「まだ頑張れる」と錯覚してしまい、本来休むべきタイミングを逃してしまいがちです。
特に夕方以降のカフェインは、夜の眠りに影響を与えることが知られています。完全にゼロにする必要はありませんが、時間帯や量を少し意識してみるだけでも、体の感覚が変わってくる方が多い印象です。
休みの日に一気に取り返そうとしていませんか
平日に無理をし続けて、週末にまとめて寝だめをしたり、一日中ゴロゴロしていると、かえって体内時計が乱れてしまうことがあります。結果として、休み明けに体がしんどく、月曜日からまたアクセル全開で走らなければならない、という悪循環に陥りやすくなります。
休みの日こそ、平日と極端に違う過ごし方をするのではなく、起きる時間や寝る時間を少し近づけてあげることで、体がホッとできるリズムを作りやすくなります。
セルフケアだけでは追いつかないと感じた時にできること
ここまでご紹介してきた生活習慣やセルフケアだけで、ある程度ラクになっていく方もたくさんおられます。一方で、「気をつけているつもりなのに良くなっている実感がない」「どう整えたらいいのか自分では判断できない」と感じる方もいらっしゃると思います。
原因が複雑に絡み合っている場合も少なくありません
日々、さまざまな方のお話を聞いていると、単に生活リズムだけでなく、これまでの経験や性格的な傾向、ご家族との関係、過去のケガや病気など、いろいろな要素が重なって今の状態に影響しているケースがほとんどです。
そのため、「これさえやっておけば大丈夫」といった単純な話ではなく、一人ひとりの背景をていねいに整理しながら、どこから整えていくのが良いのかを見つけていく必要があります。
専門的な検査で状態を客観的に確認する大切さ
ご自身の感覚だけに頼っていると、「今日はマシな気がする」「また悪くなってきたかも」と、どうしても主観的な判断に振り回されてしまいます。そうした不安を減らす一つの方法として、客観的な検査があります。
当院では、自律神経のバランスや活動の度合い、姿勢の状態、血管の状態、ストレスのかかり具合などを、多角的にチェックしていきます。そうすることで、「どこにどれくらい負担がかかっているのか」「何から整えていくのが良さそうか」を、お互いに共有しやすくなります。
兵庫宝塚カイロプラクティックでの自律神経へのアプローチ
最後に、当院でどのように自律神経の乱れにアプローチしているのかを、簡単にお伝えしておきます。「整体で本当に自律神経が変わるの?」と感じておられる方の参考になれば幸いです。
脳と体のつながりを整える独自の施術
当院では、単に肩こりや腰痛といった局所だけを見るのではなく、脳と体全体のつながりを整えることを重視しています。体の各部位と脳を結んでいる神経の流れが滞っているところを見つけ、やさしい刺激でバランスを整えていくイメージです。
強く押したり、ボキボキ鳴らしたりするような方法ではなく、眠ってしまう方もいるくらいソフトな施術ですが、終わった後に「頭の中が静かになった」「久しぶりに深く眠れた」とおっしゃる方も多くおられます。
一人ひとりに合わせた計画でアクセルとブレーキを整える
自律神経の乱れ方や、生活背景、体の状態はお一人おひとり違います。そのため、検査結果やこれまでの経過をもとに、どのくらいのペースでどのように整えていくのが良さそうかを一緒に確認しながら進めていきます。
大切なのは「無理に頑張る」のではなく、今のあなたの状態に合わせたペースでアクセルとブレーキのバランスを取り戻していくことです
「自分の力で回復できる体」に戻っていくために
施術だけで完結するのではなく、日常生活で気をつけていただきたいポイントや、ご自宅でできるセルフケアもお伝えしながら進めていきます。そうすることで、施術のない日常の時間も、少しずつ回復に向かう方向に使えるようになっていきます。
最終的なゴールは、症状をその場で抑えることではなく、ご自身の回復力が自然と働く体の状態を取り戻していくことだと考えています
一人で抱え込む前に、いつでも相談してください
ここまで読んでくださったということは、きっと日常生活の中で「このままではしんどいな」と感じる場面が何度もあったのではないでしょうか。アクセル側の神経ばかりが働いている状態は、短期間なら体が何とかしてくれますが、長く続けば続くほど、心と体の両方に影響が出てきます。
頑張り屋さんの方ほど、「これくらいで相談してもいいのかな」と遠慮されることがありますが、むしろ早い段階で整えておく方が、スムーズに回復していくケースが多いです。ご自身の力だけで何とかしようと抱え込まず、「ちょっと話を聞いてほしい」という感覚で構いませんので、一度ご相談いただければと思います。
兵庫宝塚カイロプラクティックでは、あなたの話をじっくり伺いながら、一緒にアクセルとブレーキのバランスを整えていく方法を見つけていきます。心と体がほんの少しでも軽くなるきっかけを、一緒に作っていければうれしいです。
しんどさを一人で抱え込まず、いつでも気軽にご連絡ください
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