こんばんは、宝塚カイロプラクティックです。夜になるとなんとなく心配事が増えてしまう、そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今日はある患者さんから寄せられたご相談をきっかけに、眠っている間に胸がドキドキして目が覚めてしまうという症状について、少し丁寧にお話ししていきたいと思います。眠りに入るのが怖くなってしまった方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
先日いらっしゃった40代の女性の患者さんは、真夜中に突然心臓がバクバクして目が覚め、息苦しさと強い恐怖に包まれるということが続いていました。何日も同じことが起こると「これはただの寝不足ではないのかもしれない」と感じ始めるものです。実はこの症状、当院で言うところのパニック障害のサインである場合が少なくありません。このページでは、夜間に起こる動悸や息苦しさの背景にある体のしくみと、今夜からできる向き合い方についてお伝えしていきます。


眠っている間に急に苦しくなって目が覚めるのは、本当に怖い体験だと思います。
夜中に動悸と息苦しさが起こるのはなぜ?
まず知っていただきたいのは、夜間に起こる動悸や息苦しさには複数の原因が考えられるということです。心臓や呼吸器の病気が関わっている場合もありますし、自律神経の乱れやストレスが引き金になっている場合もあります。ここでは代表的な原因をひとつずつ整理しながら、なぜ「よる」に限って症状が出やすいのかを見ていきましょう。
自律神経の切り替えがうまくいかない
私たちの体は日中は交感神経が働き、夜になると副交感神経に切り替わってリラックスモードに入るようにできています。ところが日々のストレスや緊張が積み重なっていると、この切り替えがスムーズにいかなくなることがあります。体を休める時間になっても興奮した状態が続いてしまい、そのズレが動悸や息苦しさという形で表れることがあるのです。
眠りに入る前の小さな不安が引き金になる
「今日も眠れるかな」「また夜中に苦しくなったらどうしよう」というふうに、眠る前にちょっとした不安を感じたことはありませんか。この予期的な緊張が体に伝わり、心拍数が上がってしまうことがあります。本人は意識していなくても、脳の奥ではしっかりと警戒モードに入ってしまっているのです。
睡眠の浅い段階で心拍が変動しやすい
眠りにはいくつかの段階があり、浅い眠りから深い眠りへ、また浅い眠りへと繰り返されています。この移行のタイミングでは自然と心拍や呼吸のリズムが変化しやすく、もともと自律神経が乱れている方はこの変化に過敏に反応してしまうことがあります。ふと目が覚めた瞬間に動悸を強く感じるのは、こうした体内のリズムとも関係していると考えられます。
それってパニック発作かもしれません
夜間に起こる動悸や息苦しさの中でも、当院にご相談いただく方の多くに共通しているのが、突然の強い恐怖感を伴っているという点です。ここではパニック発作に特徴的なサインと、体の病気との見分け方についてお話しします。
突然の恐怖感と身体症状がセットで出る
眠っている最中に何のきっかけもなく心臓がドクドクと激しく打ち、息苦しさとともに「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な恐怖に襲われる。これがパニック発作の典型的な症状です。日中に人前で緊張した時とは比べものにならないほどの強さで襲ってくるため、目が覚めた瞬間に体が固まってしまう方も少なくありません。
発作が終わった後も不安が消えない
発作そのものは長くても数十分でおさまることがほとんどですが、その後に残る「また今夜も起きるのでは」という予期不安こそがパニック障害の厄介な特徴です。この不安があるせいで眠りに入ることそのものが怖くなり、夜が来るたびに緊張してしまうという悪循環に陥ってしまいます。ベッドに入る時間が近づくと胸がざわつくという方は、まさにこの状態にあるといえるでしょう。
内科では「異常なし」と言われることが多い
夜間の動悸や息苦しさが続くと、まず内科や循環器科を受診される方が多いと思います。もちろん不整脈や睡眠時無呼吸症候群など、体の病気が背景にある可能性も否定できませんので、一度検査を受けておくことはとても大切です。ただ、検査の結果「特に異常は見当たりません」と言われて、それでも症状が続くという方は、自律神経の乱れやパニック障害の可能性を考えてみる必要があります。
| 症状の特徴 | 体の病気が背景にある場合 | パニック発作の可能性がある場合 |
|---|---|---|
| 症状の始まり方 | 徐々に、または特定の動作の後に出やすい | 何の前触れもなく突然始まる |
| 恐怖感の強さ | 比較的弱いか感じないこともある | 「死んでしまうかも」という強い恐怖を伴う |
| 持続時間 | 症状によって様々 | 数分から数十分でピークを迎え落ち着く |
| 検査結果 | 異常が見つかることが多い | 異常なしと言われることが多い |
今夜からできる向き合い方
症状の正体がわかってきたところで、次に気になるのは「今夜からどうすればいいのか」ということだと思います。すぐに全部を解決できるわけではありませんが、できることから少しずつ取り入れていただければと思います。
呼吸を意識してゆっくり整える
発作が起きた時、多くの方は呼吸が浅く早くなってしまいます。まずは吸う時間より吐く時間を長くすることを意識してみてください。口から細く長く息を吐き出すことで、興奮した神経が少しずつ落ち着きを取り戻していきます。焦らずに、数分間だけでも続けてみることが大切です。
就寝前の習慣を見直してみる
眠る直前までスマートフォンの画面を見ていたり、カフェインを摂っていたりすると、交感神経が高ぶったまま眠りに入ることになります。寝る一時間前からは照明を少し落とし、白湯を飲んだりゆったりとした音楽を聴いたりするなど、体に「これから休む時間だよ」と伝えてあげる習慣を作ってみましょう。
「数分でおさまる」と自分に言い聞かせる
発作が起きた瞬間はパニックになってしまいがちですが、この症状は必ず時間とともに落ち着いていくものだということを覚えておいてください。今この瞬間の苦しさに永遠に襲われ続けるわけではないと理解できるだけで、次に発作が起きた時の恐怖の度合いが変わってくることがあります。
- 吐く息を長くしてゆっくり呼吸する
- 体が地面や布団に触れている感覚に意識を向ける
- 「今、ここにいる」と自分に静かに語りかける
- 症状が起きた時間や状況をメモしておく
一人で抱え込まないでください
ここまでセルフケアの方法をお伝えしてきましたが、こうした対処法だけでは限界があるのも事実です。パニック障害の背景には、ストレスや脳内の神経伝達物質のバランス、そして自律神経の乱れなど、いくつもの要因が複雑に絡み合っているため、ご自身だけで原因を特定して改善していくのはとても難しいことだと私は感じています。
当院では、カウンセリングと130項目にも及ぶ検査、自律神経のバランスを測定する各種検査を組み合わせて、あなた自身の体と心に何が起きているのかを一緒に見つけ出していきます。薬に頼らず体質そのものを整えていく施術を通して、これまで多くの方が「発作への恐怖がなくなり自由に外出できるようになった」「夜、安心して眠れるようになった」といった変化を実感されています。
眠るのが怖い、また今夜も苦しくなるのではないかという不安を抱えたまま過ごす日々は、決して当たり前のことではありません。どうか一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。あなたが穏やかに眠れる夜を取り戻すお手伝いを、私たちが全力でさせていただきます。
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