なぜ手足がしびれる?パニック障害と呼吸の真実

こんにちは、宝塚カイロプラクティックの一色です。急に手や足の先がジンジンしたり、口のまわりがピリピリしびれたりして、驚いた経験はありませんか。パニック障害の発作中に起こるこの不思議なしびれには、実は呼吸が深く関わっています。今日はその仕組みと、ご自身でできる対処法について、できるだけわかりやすくお話ししていきますね。

院長:一色
院長:一色

しびれの正体を知るだけで、次に症状が出たときの怖さがかなり和らぎます。まずは体の中で何が起きているのか、一緒に理解していきましょう

手足や口のまわりがしびれるのはなぜ?

発作のときに感じるしびれには、ちゃんとした理由があります。当てもなく体が壊れていくような感覚がして怖くなる方も多いのですが、体の中では説明できる変化が起きているだけなんです。ここではその全体像を先にお伝えしていきます。

パニック発作が起きると、私たちの体は強い恐怖や不安に反応して呼吸が浅く速くなります。これがいわゆる過呼吸、医学的には過換気と呼ばれる状態です。息を吸って吐く回数が異常に増えると、体の中の二酸化炭素がどんどん外に出ていってしまいます。

普段、私たちの血液は微妙な酸性・アルカリ性のバランスを保っていますが、二酸化炭素が減りすぎるとこのバランスが崩れ、血液が一時的にアルカリ性に傾きます。この状態が、手足や口周りのしびれを引き起こす最大の原因だとされています。

血液がアルカリ性に傾くと、血管が収縮しやすくなったり、神経が過敏になったりします。その結果、体の中でも特に末端にある手や足の指先、そして口のまわりの皮膚感覚が鋭いパーツから先に、ピリピリ・ジンジンとした感覚として現れやすくなるのです。

呼吸としびれの関係を詳しく見てみると

ここまでの流れを、もう少し丁寧に分解してみましょう。呼吸から始まってしびれに至るまでには、いくつかの段階があります。

  • 強い不安や恐怖を感じることで呼吸中枢が刺激され、呼吸が速くなる
  • 息を過剰に吸ったり吐いたりすることで体内の二酸化炭素が減っていく
  • 二酸化炭素が減ることで血液が一時的にアルカリ性に傾く
  • 血液中のカルシウムイオンの働きが変化し、神経が興奮しやすい状態になる
  • 末端の神経が敏感になり、手足の先や口周りにしびれとして現れる

不思議なことに、しびれが出るとそれ自体が「何か大変な病気なのでは」という新しい不安を呼び起こします。すると呼吸はさらに乱れ、しびれもより強くなっていく。不安と呼吸としびれが互いに影響し合う悪循環に入り込んでしまうことが、この症状のいちばん厄介なところなんですね。

しびれが出たときにご自身でできること

発作の最中は「今すぐこの症状を何とかしたい」という気持ちになるものです。ここでは、ご自宅や外出先でもすぐに試せる対処のポイントをお伝えします。慌てずに、ひとつずつ試してみてください。

まず大切なのは、呼吸のペースを意識的に落とすことです。焦って浅く速い呼吸を続けると、体内の二酸化炭素はますます減ってしまいます。お腹を膨らませながらゆっくり息を吸い、吸うときの倍くらいの時間をかけてゆっくり吐き出す腹式呼吸を試してみてください。

タイミングやること
しびれを感じ始めたらその場に座り、姿勢を安定させる
呼吸が速いと感じたら4秒かけて吸い、6~8秒かけて吐く
不安が強くなったら「これは過呼吸のしびれで、必ず落ち着く」と自分に伝える
症状が落ち着いてきたら水分を少しとり、しばらく安静にする

発作は多くの場合、20分から30分ほどで自然と収まっていきます。しびれが出ている間は苦しく感じますが、命に関わるものではないということを知っておくだけでも、不安の大きさはかなり変わってきます。

繰り返す場合は原因そのものに向き合うことが大切です

一度きりの発作であれば、呼吸法を覚えておくだけで十分対応できることもあります。ですが、しびれを伴う発作が何度も繰り返される場合は、呼吸の乱れそのものを引き起こしている根っこの部分を見直す必要があります。

私がこれまで多くの患者さんを診てきた中で感じるのは、パニック障害の症状は本人の気の持ちようだけで片付けられるものではないということです。自律神経のバランスや脳の働き方、過去の心理的な影響など、複数の要因が絡み合って症状として現れているケースがとても多いです。

当院がパニック障害の改善に力を入れている理由

ここからは少し私自身の話をさせてください。当院がなぜこの症状にしっかり向き合っているのか、その背景をお伝えできればと思います。

私は2011年に兵庫宝塚カイロプラクティックを開院してから15年間、延べ3万人以上の方の施術をしてきました。その中にはパニック障害や過呼吸、自律神経の乱れに苦しむ方が数多くいらっしゃいました。動悸や息苦しさとともに、手足や口周りのしびれを訴える方も本当に多いんです。

病院での薬物療法や認知行動療法にはそれぞれ良さがありますが、副作用への不安や、効果が出るまでの時間の長さに悩む方も少なくありません。当院では130項目にも及ぶ検査と、自律神経のバランスや姿勢分析などの各種測定を組み合わせ、あなたの発作がどこから来ているのかを一緒に探っていきます。

最初から最後まで、私一人が責任を持って担当します。同じ説明を何度も繰り返す必要もありませんし、施術のレベルに差が出ることもありません。あなたが「また発作が起きるのでは」という予期不安から自由になり、行きたい場所に行き、やりたいことに気持ちを注げるようになるまで、しっかりお付き合いさせていただきます。

一人で抱え込まず、まずはご相談ください

手足や口周りのしびれは、呼吸の乱れが引き起こす体の自然な反応であり、決してあなただけに起きている特別な異常ではありません。ですが、それが何度も繰り返されるようであれば、根本にある原因を見つけて向き合うことが、穏やかな日常を取り戻す近道になります。薬に頼らずに体質そのものを見直していきたいという方は、どうか一人で悩まずにお気軽にご相談ください。あなたの力になれるよう、私も精一杯お手伝いさせていただきます。


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院長:一色
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最後までお読みくださりありがとうございました。