「うちの子、吃音かも」と思った時の接し方

幼児の吃音に親ができる接し方とは

こんにちは、宝塚で治療院を営んでおります一色です。最近、お子さんの話し方が気になって検索されてきた方も多いのではないでしょうか。「ぼ、ぼ、ぼくね」というように言葉がつまる様子を見ると、親としてはどうしても心配になってしまうものです。今回は吃音に悩むお子さんとご家族に向けて、家庭でできる接し方についてお話ししていきます。

院長:一色
院長:一色

これまでたくさんの親子さんとお会いしてきましたが、お子さんの言葉のつまりに気づいた時のお母さんお父さんの表情は、いつも同じように不安げです。でも大丈夫、正しい知識を持って接するだけで、お子さんの心はぐっと軽くなっていきますよ

そもそも吃音とはどういうものなのでしょうか

まず知っていただきたいのは、言葉がつまったり繰り返したりする現象は、実は珍しいことではないということです。この章では吃音の基本的な仕組みと、なぜ幼児期に起こりやすいのかについてお伝えしていきます。正しい知識を持つことが、不安を和らげる第一歩になります。

2歳から5歳頃に多く見られる理由

幼児期は言葉の発達がものすごいスピードで進む時期です。頭の中で考えていることと、口から出てくる言葉の速度がうまく噛み合わないことがよくあります。だからこそ、この時期に一時的な言葉のつまりが出やすくなるのです。

実際には約二十人に一人ほどの割合で、幼児期に一時的な吃音が見られると言われています。決して珍しいものではありませんし、育て方が原因というわけでもありません。

自然に落ち着くケースも多い

成長とともに言葉と思考のスピードが徐々に噛み合ってくると、自然に症状が和らいでいくお子さんも少なくありません。ただし、全てのお子さんが同じ経過をたどるわけではないため、様子を丁寧に見守っていく姿勢が大切になります。

家庭でできる、急かさない接し方のポイント

ここからは、実際にご家庭で今日から取り入れられる接し方についてお伝えしていきます。難しいテクニックは必要ありません。ちょっとした心がけの積み重ねが、お子さんの安心感につながっていきます。

話を最後まで、ゆっくり聞いてあげる

お子さんが言葉につまっている時、つい先回りして言葉を代わりに言ってしまいたくなりますよね。でもそこはぐっと我慢して、最後まで話を聞いてあげることが何より大切です。急かさずに待つ姿勢そのものが、お子さんにとって一番の安心材料になります

視線を合わせて、うんうんと相槌を打ちながら聞くだけでも、お子さんは「自分の話をちゃんと聞いてもらえている」と感じられます。この積み重ねが、話すことへの不安を少しずつ減らしていってくれるのです。

言い方を指摘したり、言い直させたりしない

「もう一回ゆっくり言ってみて」といった指摘は、実は逆効果になることがあります。お子さんは自分の話し方が問題だと感じてしまい、余計に話すことが怖くなってしまうケースもあるのです。

できるだけ話の内容そのものに注目して、話し方には触れないようにしてあげましょう。指摘よりも、話を受け止める姿勢の方がずっと効果的だと、これまでの経験から強く感じています。

親自身がゆっくり話すことを心がける

お子さんは身近な人の話し方をよく真似するものです。親御さん自身がゆったりとしたペースで話すよう心がけると、お子さんの話す速度にも自然と良い影響が出てくることがあります。

  • 会話の途中で急かす言葉をかけない
  • アイコンタクトを大切にしながら話を聞く
  • 家庭内での会話のペース自体をゆっくりにする
  • 吃音そのものよりも、話の内容を褒める

やってしまいがちなNG対応にも気をつけましょう

良い接し方と同時に、避けたい対応についても知っておくことが大切です。ここでは、悪気なくやってしまいがちな行動について整理していきます。

やりがちな対応お子さんへの影響
話し方を真似してからかう強い恥ずかしさや不信感を感じてしまう
「落ち着いて」と何度も声をかけるプレッシャーが増して逆に緊張しやすくなる
他の子と比較する発言をする自己肯定感が下がりやすくなる

こうした対応は、悪気があってしているわけではないことがほとんどです。ただ、お子さんの受け取り方は想像以上にデリケートなので、日々の言葉選びには少し気を配ってあげてほしいと思います。

体の緊張とお子さんの話しやすさの関係

意外に思われるかもしれませんが、体の緊張状態と発語のスムーズさには関係があると考えられています。この章では、身体面からのアプローチについてお話しします。

自律神経の乱れが緊張を強めることも

不安や緊張が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。呼吸が浅くなったり、肩や首まわりに力が入ったりすることで、話す時の口や喉の動きもスムーズさを欠いてしまうことがあるのです。

お子さんがリラックスできる時間をしっかり確保してあげること、そして体全体の緊張を和らげる環境を整えてあげることは、決して無関係な話ではないと日々の施術を通して感じています。

当院で行っているサポートについて

当院では、脳と体のバランスを整えることを大切にした施術を行っております。お子さん自身の体の緊張がやわらぐことで、表情や呼吸が自然と楽になっていく姿を、これまで数多く見てまいりました。

もちろん吃音は専門的な言語指導が必要な場合もありますので、まずは専門機関へのご相談も並行して考えていただければと思います。ただ、体の緊張という側面からできることもあるということを、ぜひ知っておいてほしいです。

まとめ|一人で抱え込まずに相談してください

幼児期の言葉のつまりは、多くのお子さんが一時的に経験するものであり、親御さんの育て方が原因になるわけではありません。大切なのは、急かさずに最後まで話を聞き、話し方そのものよりも会話の内容に注目してあげる姿勢です。

私自身、これまで多くの親子さんと関わらせていただく中で、「知らずに我慢していただけだった」というお声を何度も聞いてきました。不安を一人で抱え込む必要はまったくありません。ご家庭での接し方に加えて、体のケアという視点も気になった方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。お子さんとご家族が少しでも安心して過ごせるよう、私たちも一緒に考えさせていただきます。


〒665-0034
兵庫県宝塚市小林2丁目10?4 102

TEL:0797-74-5505

3つのご予約方法

ご予約はWEB予約、お電話やLINEでも受け付けています。
※スマホの方はタップで電話がかかります。

院長:一色
院長:一色

最後までお読みくださりありがとうございました。