知らずに傷つける?吃音の子への言葉がけ

こんにちは、兵庫宝塚カイロプラクティックの一色です。今日は宝塚も気持ちのいい風が吹いていて、こんな日は子どもたちの元気な声がよく響きますね。そんな中でふと、わが子の話し方に「あ、あ、あのね」と引っかかりを感じて、心がざわついたことはありませんか。実はその話し方、吃音と呼ばれるもので、多くの保護者の方が同じように悩んでこられます。今日はそんな不安に寄り添いながら、家庭でできる言葉がけについて一緒に考えていきたいと思います。

院長:一色
院長:一色

子どもの話し方が気になったとき、まず知ってほしいのは決してお母さんお父さんの育て方が原因ではないということです

吃音とはどんなものか、まず知っておきたいこと

吃音というと難しい言葉に聞こえますが、実は2歳から5歳くらいの小さな子どもの約5パーセントに一度は見られる、決して珍しくない話し方の特徴です。最初の音を繰り返したり、言葉が出てくるまでに時間がかかったりする様子が見られますが、成長とともに自然に落ち着いていくケースも多くあります。ただ、周囲の対応の仕方によって、子どもが話すこと自体に苦手意識を持ってしまう場合もあるため、正しい知識を持つことがとても大切なんです。

こんな話し方のサインに気づいたら

「あ、あ、あのね」というように音を繰り返したり、「あーのね」と音を伸ばしたり、言葉に詰まって黙ってしまう、といった様子が代表的なサインです。これらが数週間続くようであれば、吃音の可能性を考えてみてもいいかもしれません。

なぜ吃音が起こるのか

吃音の原因は、はっきりと一つに定まっているわけではありません。言葉の発達が急速に進む時期に、脳が話すための情報をうまく処理しきれずに起こると考えられており、体質的な要素が関係しているという研究もあります。大切なのは、しつけや愛情不足が原因ではないということです。

吃音の子どもに言ってはいけないNGな言葉がけ

良かれと思って口にした一言が、実は子どもの心に負担をかけてしまうことがあります。ここでは特に注意したいフレーズを見ていきましょう。

  • 「ゆっくり話して」「落ち着いて」と急かすように言う
  • 「もう一回言ってみて」と何度も言い直させる
  • 子どもが話し終える前に、先回りして言葉を代弁してしまう
  • 「なんで詰まるの」と話し方そのものを指摘する
  • 兄弟や他の子と話し方を比べてしまう

これらの言葉は、子ども自身に「自分の話し方は変なんだ」と意識させてしまい、話すこと自体への不安を強めてしまう可能性があります。話し方を直そうとする言葉より、話す内容に耳を傾ける姿勢のほうが、実はずっと子どもの心を軽くしてくれるんですよ。

吃音の子どもの安心につながる言葉がけ

では反対に、子どもが安心して話せるようになる言葉がけとはどんなものでしょうか。ポイントは、話し方ではなく気持ちに寄り添うことです。

避けたい言葉おすすめの言葉がけ
ゆっくり話してうんうん、聞いてるよ
もう一回言ってそれでどうなったの
落ち着いてゆっくりでいいよ、待ってるね

子どもが話している間は目を見てうなずき、最後まで急かさずに聞くこと。それだけで子どもは「自分の話をちゃんと聞いてもらえている」という安心感を得られます。結果を評価するのではなく、話そうとした気持ちそのものを認めてあげることが、何よりの支えになります。

家庭でできる関わり方のポイント

言葉がけ以外にも、日常の中で意識できることがいくつかあります。家庭の雰囲気づくりも、子どもの安心感に大きく関わってきます。

ゆったりとした会話の時間をつくる

食事の時間やお風呂の時間など、急かされない環境で会話をする時間を意識的に増やしてみましょう。親御さん自身が少しゆっくりとしたペースで話すことも、子どもの安心感につながります。

生活リズムと自律神経の関係

実は、緊張や不安が強いときほど自律神経が乱れやすく、話し方にも影響が出やすいと言われています。十分な睡眠と規則正しい生活は、心身の緊張をやわらげ、話しやすい状態をつくる土台になります。

一人で悩まず、専門家に相談することの大切さ

ここまでご家庭でできることをお伝えしてきましたが、不安が続くときは専門家に相談することも一つの選択肢です。当院では、体の緊張と自律神経の働きに着目したアプローチで、お子さんの心身が緊張しにくい状態づくりをサポートしています。話し方だけでなく、体全体のバランスを整えることで、結果として話しやすさにつながるケースもあります。

私自身、これまで多くの親御さんとお子さんの体と心に寄り添ってきました。吃音は、お子さんの個性の一部であり、決して恥ずかしいことではありません。焦らず、比べず、まずは今のお子さんの話をしっかり聞いてあげてください。そしてもし不安な気持ちが続くときは、どうか一人で抱え込まず、いつでも私たちにご相談くださいね。


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院長:一色
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最後までお読みくださりありがとうございました。