吃音がある人への合理的配慮|体との意外な関係

こんにちは、兵庫宝塚カイロの一色です。実は最近、話すことに緊張してしまうというご相談を受けることが増えてきました。人前で言葉が出づらくなる吃音という症状に対して、周りがどう関わっていけばいいのか、ここで一緒に考えていけたらと思います。学校や職場での対応に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今日はそのヒントをお届けします。

院長:一色
院長:一色

これまで多くの方の体を診てきましたが、話しづらさの裏側には体の緊張や自律神経の乱れが関わっているケースが本当に多いんです。だからこそ、心と体の両面から考えることが大切だと感じています

周囲の理解が本人を助ける理由

言葉がなめらかに出てこない場面に出くわすと、周りはどうしても焦ってしまいがちです。しかし本人にとって一番つらいのは、話し方そのものよりも周囲の反応であることが少なくありません。ここではまず、なぜ理解ある関わりが必要なのかを一緒に見ていきましょう。

誰かに言葉を遮られたり、先を読まれて代わりに言われてしまったりすると、本人はますます話すことが怖くなってしまいます。逆に、じっくりと最後まで待ってもらえるという安心感があるだけで、驚くほど話しやすくなる方もいらっしゃいます。話し方を直そうとするのではなく、話しやすい空気をつくることが何よりの支えになるのです。

あなたの周りにも、話す前に一瞬詰まってしまう方はいませんか。もしいたら、急かさずに待つという小さな行動が、大きな安心につながっているかもしれません。

学校現場でできる工夫

教室の中では、音読や発表の場面が本人にとって大きなプレッシャーになりやすいものです。学校での配慮として、次のような工夫が挙げられます。

  • 発表の順番や形式を事前に相談して決めておく
  • 音読を一人で行うか、皆で声を合わせる形にするか選べるようにする
  • 言葉の出方をからかうような雰囲気を許さない学級づくりをする
  • 結果よりも伝えようとした姿勢を認める言葉をかける

先生一人の努力だけでなく、クラス全体の空気づくりが本人の安心感につながっていきます。

職場で意識したいポイント

社会人になると、電話応対や会議での発言など、話す場面がより多様になります。職場での配慮としては、電話業務の負担を減らしたり、発言方法を工夫したりすることが現実的な対応として挙げられます。本人がどんな場面で困っているかを直接聞いてみることが、実は一番の第一歩になります。

体の緊張と話しづらさのつながり

ここからは少し体の視点でお話しします。人は緊張すると呼吸が浅くなり、のどや首の周りの筋肉がこわばりやすくなります。実はこの体の状態が、話しづらさをさらに強めてしまうことがあるのです。

自律神経のバランスが乱れると、交感神経が過剰に働きやすくなり、体全体が常に身構えた状態になってしまいます。この緊張状態が続くことで、言葉がスムーズに出にくくなる悪循環につながるケースを、これまで何度も見てきました。話し方そのものへの対応だけでなく、体をゆるめるという視点も忘れてはいけないと感じています。

肩や首の緊張をふっとゆるめてあげるだけで、表情がやわらぎ、声の出しやすさが変わることもあります。心と体はつながっているということを、ぜひ知っておいてほしいです。

ご家庭でできる簡単なセルフケア

専門的な施術に頼る前に、日常の中でできることもあります。次のような習慣を意識してみてください。

  1. 話す前に深く息を吐いてから話し始める
  2. 肩を上げてすとんと落とす動作を数回繰り返す
  3. 就寝前にスマホから離れて自律神経を休ませる時間をつくる

どれも簡単なことですが、続けることで少しずつ体の緊張がやわらいでいくのを感じられると思います。

一人で抱え込まずに相談してほしいこと

ここまで学校や職場での配慮、そして体との関係についてお伝えしてきました。最後に、私自身の考えをお話しさせてください。

吃音への向き合い方は、環境を整えることと、体を整えることの両方が大切だと私は考えています。周囲の理解だけに頼るのではなく、本人自身の体の状態を見直すことも、話しやすさを取り戻す一つの道になるはずです。当院では自律神経や体の緊張という角度からサポートさせていただくことができます。もし今、話すことに悩んでいたり、周りにどう配慮すればいいか分からず困っていたりするなら、どうか一人で抱え込まないでください。あなたの悩みに寄り添いながら、一緒に無理のない話し方の環境を探していきたいと思っています。いつでもお気軽にご相談くださいね。


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院長:一色
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最後までお読みくださりありがとうございました。