パニック発作で気を失う?倒れる恐怖の正体とは

こんにちは、宝塚で治療院を営んでいる一色です。今日は少し特別な話をしようと思います。それは「発作の最中に気を失うかもしれない」という恐怖についてです。この感覚に心当たりがある方は、きっと今も苦しい思いをされているのではないでしょうか。突然の動悸や息苦しさに襲われ、目の前がぐらつくような感覚に「このまま倒れてしまうのでは」と怖くなった経験がある方もいらっしゃると思います。当院ではパニック障害に悩む方のご相談を数多くお受けしてきました。今日はその恐怖の正体と、向き合い方について丁寧にお話ししていきます。

院長:一色
院長:一色

発作の恐怖は経験した人にしかわからないものです ですが正しく知ることで少しずつ楽になれますよ

なぜ「気を失うかも」と怖くなるのか

まず知っておいていただきたいのは、この恐怖を感じるのはあなただけではないということです。発作を経験した多くの方が同じように「意識が飛んでしまうのでは」と感じています。ここでは、その理由をひとつずつ整理していきます。

発作が起きると、心臓がドクドクと激しく打ち、呼吸が浅く速くなります。同時にめまいや、体が宙に浮くようなふわふわとした感覚を覚える方も少なくありません。この感覚こそが「気を失う恐怖」の入り口になっているのです。

そもそも人はこれまでの人生で「めまい」や「立ちくらみ」を経験した際に、その後で意識が遠のいた経験を持つ方もいます。そのため、似たような感覚が発作でも起こると、脳が過去の記憶と結びつけてしまい、余計に恐怖が増幅されるのです。

また発作中は、視野が狭くなったり、周囲の音が遠くに聞こえたりすることもあります。これは脳が一時的に警戒モードに入っているだけであり、意識そのものが失われているわけではありません。ただ、その感覚を初めて経験した方にとっては、非常に恐ろしいものに感じられてしまうのも無理はないと思います。

実際に発作で倒れることはあるのか

ここが今日一番お伝えしたいポイントです。パニック発作が起きているとき、体の中では交感神経が強く働き、血圧や心拍数が上がる方向に反応が進みます。一方で、実際に意識を失って倒れてしまうケースの多くは、血圧が急激に下がることで脳への血流が一時的に不足することが関係しています。つまり、発作の仕組みと、意識を失う仕組みは、体の反応としては逆方向に働いていることが多いのです。

もちろん体質や状況によって例外がまったくないとは言い切れませんが、発作そのものが原因で毎回必ず気を失うというケースは非常に稀だと考えられています。とはいえ「絶対に大丈夫」と頭でわかっていても、実際に発作が起きているときにその理屈を思い出せる方は少ないでしょう。それほどまでに発作の苦しさというのは、その場にいる人の思考を奪ってしまうものなのです。

では、なぜ体はここまで過剰に反応してしまうのでしょうか。ここには自律神経の働きが大きく関わっています。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで成り立っていますが、何らかの原因でこのバランスが崩れると、本来は身を守るための反応が、必要以上に強く出てしまうことがあります。当院にご相談くださる方の多くも、まさにこの自律神経の乱れを抱えている状態でお越しになります。

体の感覚と実際の危険度にズレがある

発作中に感じる「今にも倒れそう」という感覚と、実際に体に起きている危険度には、大きなズレがあることが多いです。このズレを知っておくだけでも、次に発作が起きたときの受け止め方が少し変わってくるのではないでしょうか。

予期不安が生活を狭めてしまう理由

発作そのものよりも、実はその後に続く「また起きるかもしれない」という不安の方が、生活に大きな影響を与えることがあります。これを予期不安と呼びますが、皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。

電車に乗るのが怖くなったり、人混みを避けるようになったり、一人での外出をためらうようになったり。こうした行動は、決して弱さや気の持ちようの問題ではありません。体が「もう二度とあの苦しさを味わいたくない」と防衛反応を起こしている結果なのです。

しかし、この回避行動を続けていると、行動範囲がどんどん狭くなり、仕事や人付き合いにも支障が出てきてしまいます。放っておく期間が長くなるほど、原因が複雑に絡み合って改善に時間がかかりやすくなる傾向があるため、早めに向き合うことがとても大切だと私は考えています。

  • 電車やバスなど閉ざされた空間を避けるようになる
  • ショッピングモールや人混みへの外出を控えるようになる
  • 一人で運転することに強い不安を感じるようになる
  • 会議や人前でのスピーチを避けたくなる

もし今、こうした行動に少しでも当てはまるものがあれば、それはあなたの心と体が発しているサインかもしれません。どうか一人で抱え込まずにいてほしいと思います。

一時的に落ち着ける方法と根本的な改善の違い

発作が起きた瞬間にできることとして、ゆっくりと長く息を吐く呼吸法や、足の裏の感覚に意識を向けるグラウンディングという方法が知られています。これらはその場の苦しさを和らげる助けになりますし、知っておいて損はありません。

ただ、ここで少し立ち止まって考えていただきたいのです。その場をやり過ごす方法を知っていても、発作が起きやすい状態そのものが変わらなければ、また同じ苦しさを繰り返してしまう可能性が高いということです。

病院での治療では、お薬によって症状を抑えたり、認知行動療法によって考え方の癖に働きかけたりする方法が中心になります。どちらも大切な選択肢ですが、お薬には眠気やだるさといった副作用が出ることがありますし、認知行動療法は効果を実感するまでに時間がかかることも少なくありません。

アプローチ特徴注意点
呼吸法・グラウンディングその場でできる即効性のある対処発作の起きやすさ自体は変わらない
薬物療法症状を比較的早く抑えられる副作用や依存のリスクがある
認知行動療法根本的な考え方に働きかける効果実感まで時間がかかりやすい

では体そのものにアプローチする方法はないのでしょうか。ここで私がお伝えしたいのが、自律神経のバランスを整えるという視点です。

宝塚カイロプラクティックが大切にしていること

当院では、発作の恐怖や予期不安を抱えている方に対して、まず徹底した検査から始めています。姿勢の状態や自律神経のバランス、ストレスの度合いなど、一人ひとり異なる原因を見極めることが、改善への第一歩だと考えているからです。

パニック障害の原因は、遺伝的な要因やストレス、脳内の神経伝達物質のバランス、生活リズムの乱れなど、複数の要素が絡み合っていることがほとんどです。だからこそ、原因を決めつけずに一人ひとりの状態を丁寧に見ていく必要があると私は考えています。

院長が最初から最後まで担当する理由

当院では、私が最初のカウンセリングから施術まで、すべて一人で担当しています。担当者が変わることで検査結果や状態の共有が不十分になり、施術の質にばらつきが出てしまうことを避けたいからです。ちょっとした体調の変化や心の波も見逃さないよう、責任を持って向き合わせていただいています。

これまで15年間で延べ3万人以上の方の施術に携わってきましたが、発作の恐怖から解放され、電車に乗れるようになった方や、一人で出かけられるようになった方を数多く見てきました。時間はかかるかもしれませんが、体と心は必ず変わっていけると、私は信じています。

最後に伝えたいこと

今日お話ししてきたように、パニック発作の最中に感じる「気を失うかもしれない」という恐怖は、体の感覚と実際の危険度にズレがあることが多く、その仕組みを知ることで少しだけ気持ちが軽くなるのではないかと思います。ただ、知識だけでは解決しきれない苦しさがあることも、私はよく理解しています。

自律神経の乱れが根っこにある場合、体そのものを整えていくことが、発作や予期不安から抜け出す近道になることがあります。もし今、一人で抱え込んで苦しい思いをされているなら、どうか無理をしないでください。あなたの状態に合った向き合い方を、一緒に探していけたらと思います。ご相談だけでも構いませんので、いつでもお気軽にお声がけください。


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TEL:0797-74-5505

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院長:一色
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最後までお読みくださりありがとうございました。