職場で吃音が悪化するのはなぜ?対策も紹介

こんにちは、宝塚で治療院を営んでおります一色です。今日も朝から気持ちの良い風が吹いていますが、体調はいかがでしょうか。実は最近、当院にご相談いただく中で「家では大丈夫なのに、なぜか吃音の症状が職場に行くと強く出てしまう」という声をよく耳にするようになりました。そんな悩みを抱えて、この記事に辿り着いてくださった方も多いのではないかと思います。今日はその理由と、職場でできる工夫についてじっくりお話ししていきますね。

院長:一色
院長:一色

会議や電話の場面で言葉が詰まってしまうと、それだけで気持ちが落ち込んでしまいますよね。まずは原因を一緒に整理していきましょう

なぜ職場でだけ症状が強く出るのか

家族や親しい友人と話しているときは気にならないのに、上司や取引先を前にすると急に言葉が出てこなくなる。これは決して珍しいことではなく、多くの方が同じ悩みを抱えています。ここでは、その背景にある体と心の仕組みについて詳しく見ていきましょう。

緊張が引き起こす呼吸の乱れ

人前で話すという状況は、脳にとって「評価される場面」として認識されやすいものです。すると自律神経のうち交感神経が優位になり、呼吸が浅く速くなります。発話は本来、ゆったりとした呼吸のリズムに支えられているものなので、この呼吸の乱れがそのまま言葉の詰まりにつながってしまうのです。緊張と呼吸、そして発話は三つ子のようにセットで動いていると考えると分かりやすいかもしれません。

「失敗したくない」という予期不安

一度職場で言葉が詰まってしまった経験があると、次に同じ場面が来たときに「またどもったらどうしよう」という不安が先回りしてしまいます。この予期不安が体を余計に硬くさせ、結果的に症状を強めてしまうという悪循環が起きやすいのです。頑張って話そうとするほど、逆に言葉が出にくくなるという経験がある方は、まさにこのパターンに当てはまっているのではないでしょうか。

ストレスが自律神経に与える影響

職場は納期や人間関係など、目に見えないストレスが積み重なりやすい場所です。ストレスが慢性的にかかると自律神経の切り替えがうまくいかなくなり、体全体が常に緊張モードから抜けられなくなります。この状態が続くと、話すという単純な動作にも余計な力が入りやすくなってしまいます。

職場でできる具体的な工夫

原因が分かったところで、次は実際に職場で取り入れられる工夫についてお伝えします。どれも今日からすぐに試せるものばかりなので、ぜひ気になったものから始めてみてください。

話す前のひと呼吸を習慣にする

発言や電話対応の前に、ゆっくりと一度だけ深呼吸をする時間を作ってみましょう。たった数秒のことですが、これだけで交感神経の高ぶりが少し落ち着き、言葉の出やすさが変わってくることがあります。

事前に話す内容をメモしておく

会議やミーティングでは、話したいキーワードだけを簡単にメモしておくのがおすすめです。すべてを覚えようとせず、要点だけを手元に置いておくことで安心感が生まれ、余計な緊張を減らすことができます。

  • 発言のキーワードを箇条書きにしておく
  • 電話対応は決まったフレーズを用意しておく
  • 自己紹介は事前に何度か声に出して練習する

周囲に伝えるという選択肢

信頼できる上司や同僚に、あらかじめ吃音があることを伝えておくという方法もあります。理解してもらえているという安心感は、緊張を和らげる大きな助けになります。すべての人に話す必要はなく、まずは一人からでも構いません。

場面工夫の例
会議での発言要点をメモにまとめておく
電話対応決まった言い回しを準備する
自己紹介事前に声に出して練習する

体からアプローチするという視点

ここまでは行動面の工夫をお伝えしてきましたが、実は体のコンディションを整えることも、症状の出やすさに関わってくると私は考えています。自律神経の乱れが根本にある場合、体へのアプローチが助けになることも少なくありません。

自律神経と発話の深い関係

当院では、脳の働きを高めながら体と心のバランスを整える施術を行っています。首や背骨周辺の緊張が緩むことで自律神経の切り替えがスムーズになり、結果として呼吸が深くなり、話しやすさが変わってくるという声を多くの方からいただいています。緊張しやすい体そのものを整えていくことが、長い目で見た改善につながるのではないかと感じています。

一人で抱え込まないことの大切さ

吃音は本人の努力不足でも、性格の問題でもありません。誰にも相談できずに、一人で抱え込んでしまう方も多いのですが、それではどんどん気持ちが苦しくなってしまいます。専門機関でも、私たちのような体を整える立場からでも、頼れる場所は必ずありますので、まずは話してみることから始めてみてください。

今日お伝えした呼吸や事前準備の工夫は、どれも小さな一歩ですが、続けることで確実に変化を感じられるはずです。そして症状の背景に自律神経の乱れがあると感じる方は、一度体の状態を見直してみるのも良い選択だと思います。私自身、これまで多くの方の体と心に向き合ってきた中で、諦めずに向き合えば必ず変化は起きるということを実感しています。一人で悩まず、いつでも遠慮なくご相談くださいね。


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院長:一色
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最後までお読みくださりありがとうございました。