こんにちは、宝塚カイロプラクティックの一色です。今日は診療の合間にふと窓の外を見たら、蝉の声がやけに大きく聞こえてきました。夏本番ですね。
さて、今回は「自分はパニック障害になりやすいタイプなのだろうか」と不安を感じている方に向けて、なりやすい人の特徴と、その背景にある本当の原因についてお話ししていこうと思います。


「真面目な自分が悪いんだ」と自分を責めてここに辿り着いた方も多いと思いますが、それは大きな誤解です。今日はその理由をじっくりお伝えしていきますね
パニック障害になりやすい人にはどんな共通点があるのか
まず結論からお伝えすると、パニック障害になりやすい人にはいくつかの共通した性格傾向があると言われています。ただし、それはあくまで「なりやすさの一因」であって、性格が悪いから発症するというわけでは決してありません。ここではその共通点を具体的に見ていきましょう。
真面目で完璧主義な人ほど発作を招きやすい
当院にご来院される方の中にも、仕事や家事をとことん丁寧にこなすタイプの方がとても多くいらっしゃいます。何事も中途半端が許せず、任された役割は完璧にこなそうとする。そんな姿勢は素晴らしいことですが、その一方で自分自身に強いプレッシャーをかけ続けてしまうのです。小さなミスにも過剰に反応し、うまくいかなかった点ばかりに目が向いてしまうと、心も体も休まる暇がありません。その緊張状態が積み重なった結果として、ある日突然、動悸や息苦しさというかたちで表に出てくることがあるのです。
感受性が高くHSP気質を持つ人も要注意
音や光、周囲の空気の変化にとても敏感に反応してしまう方もいます。いわゆるHSP気質と呼ばれる特性を持つ方は、他人の感情の動きにも共感しやすく、それだけ多くの刺激を日常的に受け取り続けています。楽しいことも人一倍強く感じられる反面、ネガティブな出来事や人間関係のちょっとした摩擦にも深く心を揺さぶられやすい。こうした感受性の高さが、脳の警報装置とも言われる部分を過敏にさせてしまうことがあるようです。
周囲の目を気にしすぎて自分を抑え込む人
「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」という思いが強く、自分の本音を飲み込んで相手に合わせてしまう方もパニック障害になりやすいと考えられています。常に周囲の評価を気にして緊張状態を保ち続けていると、心身のバランスがじわじわと崩れていきます。頼まれごとを断れない、自分より他人を優先してしまう、そんな優しさが裏目に出てしまうケースは決して少なくありません。
性格だけが原因ではないという事実を知ってほしい
ここまで性格傾向についてお話ししてきましたが、本当に大切なのはここからです。パニック障害は性格の弱さや気の持ちようだけで発症する病気ではありません。むしろ複数の要因が複雑に絡み合って起こる症状だと、長年多くの患者さんを診てきた立場から強く感じています。
ストレスや過労の蓄積が引き金になることが多い
仕事の量が急に増えたとき、家庭内でトラブルを抱えているとき、あるいは引っ越しや転職といった大きな環境の変化があったとき。こうしたライフイベントの最中に、心身に許容量を超える負荷がかかることで発作の引き金になることが多いようです。睡眠不足や慢性的な疲労が続くと自律神経のバランスが乱れやすくなり、些細な体の変化にも過敏に反応してしまう状態が作られてしまいます。
遺伝的な要因や体質も関係している
ご家族の中にパニック障害や不安障害を経験した方がいる場合、そうでない方に比べて発症のリスクがやや高まるという報告もあります。これは決して「あなたのせい」ではなく、生まれ持った体質や神経の感じ方の個性によるものです。性格の良し悪しの問題ではなく、脳の働きや体質という土台に、日々のストレスという水が注がれた結果として発作が起きるとイメージするとわかりやすいかもしれません。
年代や性別による傾向もある
統計的には10代後半から30代にかけての発症が多く、女性は男性に比べて2〜3倍ほど発症しやすいとされています。仕事の責任が増える時期や、結婚や出産といったライフステージの変化を迎える時期と重なることが多いのも特徴です。次の表に、よく言われる傾向をまとめてみました。
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| 発症しやすい年代 | 10代後半〜30代 |
| 性別差 | 女性は男性の約2〜3倍 |
| 性格傾向 | 完璧主義、責任感が強い、感受性が高い |
| 環境要因 | 過労、睡眠不足、人間関係のストレス |
当院で考えるパニック障害へのアプローチ
ここからは、実際に当院がどのようにパニック障害と向き合っているのかをお伝えしていきます。原因がひとつに定まらない症状だからこそ、丁寧な見極めが何より大切だと私は考えています。
原因はひとつではないからこそ検査が欠かせない
薬物療法や認知行動療法など、病院での治療にはそれぞれの役割がありますが、根本的な原因を突き止めないまま対処を続けても、なかなか安心にはたどり着けません。当院では130項目を超える手技検査や、自律神経のバランスを測る各種測定器を使い、あなたの体と心の状態をひとつひとつ丁寧に把握するところから始めます。思い込みで進める施術ではなく、根拠のある検査結果に基づいて計画を立てることを何よりも大切にしています。
脳と体、両方からアプローチする独自の施術
過去のつらい出来事をどう受け止めているのか、どんな感情のときに発作のスイッチが入りやすいのか。そうした心の状態も含めて総合的に見ていくことが、パニック障害の改善には欠かせません。当院の施術は押したり鳴らしたりする一般的なものとは異なり、頭や肩、足などにかすかに触れるだけの穏やかなアプローチです。緊張をほどきながら脳の働きを整えていくことで、少しずつですが着実に発作への不安が和らいでいく方を数多く見てきました。
ひとりで抱え込まずまずは相談してください
ここまで読んでくださったあなたは、きっと今、不安な気持ちを抱えながら情報を探しているのだと思います。パニック障害は決して性格が弱いから起こるものではなく、体質やストレス、環境などいくつもの要因が重なって生まれる症状です。だからこそ自分を責める必要はまったくありません。ほったらかしにする時間が長くなるほど改善に時間がかかってしまうことも多いので、少しでも気になる症状があれば、早めに専門家に相談していただきたいと思います。私自身、これまで多くの方が発作の恐怖から解放され、また外出できるようになったり、自信を持って新しいことに挑戦できるようになった姿を見てきました。あなたにも必ずその可能性があります。ひとりで悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。
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