こんにちは、宝塚カイロプラクティックの一色です。今日は電車の中や会議中に突然心臓がドキドキして、息苦しくなった経験がある方に向けてお話ししたいと思います。そんな経験をされた方は、もしかしたらパニック障害という病気が関係しているかもしれません。
あの時の恐怖は、経験した人にしかわからないつらさがあると思います。突然の動悸や息苦しさ、そして強い不安に襲われて「このまま死んでしまうのでは」と感じた方も少なくないはずです。この記事では、パニック障害がどのような病気なのか、なぜ起こるのか、そしてどうすれば穏やかな日常を取り戻せるのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。


これまで多くの患者さんを見てきましたが、パニック障害は決して珍しい病気ではありません。正しく理解して、正しく向き合えば、必ず良くなっていく症状です。今つらい思いをしている方に、少しでも安心してもらえるようにお話ししていきますね
パニック障害とはどんな病気なのか
まず最初に、パニック障害がどういう病気なのか整理しておきましょう。名前だけは聞いたことがあっても、実際にどんな症状が出るのか、正確に理解している人は意外と少ないものです。ここでは基本的な特徴から順番にお話ししていきます。
突然やってくる動悸や息苦しさ
パニック障害の中心にあるのは「パニック発作」と呼ばれる症状です。何の前触れもなく、心臓が激しく脈打つような動悸や、呼吸がしづらくなる息苦しさが襲ってきます。同時に汗が止まらなくなったり、手足が震えたり、めまいでふらついたりすることもあります。人によっては、目の前が真っ暗になるような感覚や、自分が自分でないような不思議な感覚を覚える方もいます。こうした症状は数分のうちに一気にピークへ達するのが特徴で、経験したことのない人には想像しづらいほどの恐怖を伴います。
また起きるかもしれないという恐怖
一度パニック発作を経験すると、多くの方が「また起きたらどうしよう」という不安に襲われるようになります。これを予期不安と呼びますが、この不安がやがて生活の行動範囲を狭めていくことがあります。電車に乗るのが怖くなったり、人混みを避けるようになったり、会議室のような閉ざされた場所を避けたりする方もいます。発作そのものよりも、この予期不安がじわじわと日常生活を狭めてしまうことこそが、パニック障害の本当に厄介な部分だと私は感じています。
なぜパニック障害は起こるのか
症状の説明を聞いて、次に多くの方が気になるのが「なぜ自分がこんな症状になったのか」という原因の部分だと思います。ここでは一般的に言われている原因と、私が現場で感じていることをお話しします。
脳の警告システムが過敏になっている
医学的には、脳の中にある不安や恐怖を感じる部分が過敏になり、本来は危険な場面で働くはずの警告システムが、何もない場面でも誤作動を起こしてしまうことが関係していると言われています。セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の伝達物質のバランスの乱れが関わっているという説もあります。ただ、正直なところ医学的にもまだ完全には解明されていない部分が多いのが実情です。
まじめで頑張りすぎる人ほどなりやすい
これまで多くの患者さんと接してきた中で感じるのは、完璧主義で真面目な性格の方、周りに気を配りすぎる方に発症しやすい傾向があるということです。仕事も家庭のことも手を抜けず、無理をしてでも頑張ってしまう。そうした積み重ねが、知らないうちに自律神経へ大きな負担をかけてしまっているのだと思います。次のような傾向がある方は、少し心当たりがあるかもしれません。
- 人に頼るのが苦手で、なんでも自分で抱え込んでしまう
- 周りの評価や視線をいつも気にしてしまう
- 過労や睡眠不足が続いていた時期がある
- 家族に同じような症状を持つ人がいる
ただ、原因は一人ひとり本当に違います。同じ「パニック障害」という診断名でも、そこに至る背景は人それぞれまったく異なるというのが、私が現場で見てきた実感です。
放っておくとどうなってしまうのか
「そのうち自然に治るだろう」と考えて、そのままにしてしまう方も少なくありません。ですが、パニック障害は時間が経てば必ず良くなるというものではなく、むしろ長引くほど回復に時間がかかってしまうことが多いのです。ここではそのままにしておくリスクについてお話しします。
行動範囲がどんどん狭くなっていく
予期不安が強くなると、発作が起きそうな場所を避ける「回避行動」が増えていきます。最初は電車だけだったのが、やがてバスや車、人混みの多い場所、さらには職場や学校まで避けるようになってしまうケースもあります。行けない場所が増えるたびに、自分に対する自信も少しずつ失われていってしまうのです。
うつ病を併発してしまうことも
外出できない、思うように動けない生活が続くと、気分の落ち込みが重なってうつ病を併発してしまう方も少なくありません。パニック障害を長く放置してしまうほど、心と体にかかる負担は複雑に積み重なっていくため、早い段階で向き合うことがとても大切になります。決して大げさな話ではなく、私の元にも「もっと早く相談していれば」とおっしゃる方が実際にたくさんいらっしゃいました。
病院での一般的な対応と、その限界
パニック障害かもしれないと感じたら、まず心療内科や精神科を受診するのが一般的な流れです。ここでは病院でよく行われる治療法と、それぞれに感じる限界についてお話ししておきます。
| 治療法 | 内容 | 感じやすい課題 |
|---|---|---|
| 薬物療法 | 抗不安薬や抗うつ薬で症状を抑える | 眠気やだるさが出たり、やめる時に不安が強まることがある |
| 認知行動療法 | 不安との向き合い方を学ぶ心理療法 | 効果が出るまでに時間がかかりやすい |
| 生活指導 | 睡眠やストレス管理の改善を促す | すでに実践していても効果を感じにくい人もいる |
薬は発作を抑えるうえでとても頼りになる存在ですが、症状そのものの根っこにある原因までアプローチできているかというと、そうとは言い切れない部分があります。私のところにも、薬を長く続けていたけれど「薬がないと不安になってしまう」という悩みを抱えて相談に来られる方が少なくありません。
宝塚カイロプラクティックが考えるパニック障害への向き合い方
ここからは、私が院長として実際にどのような視点でパニック障害と向き合っているかをお話しします。薬や心理療法を否定するつもりはまったくありませんが、私が大切にしているのは「なぜこの人にこの症状が出ているのか」を一人ひとり丁寧に見極めることです。
心と体を分けずに全体を見る
当院では、姿勢やミリ単位の身体のバランス、自律神経の働き、さらにはこれまでの心理的な背景までを合わせて確認していきます。パニック障害は身体だけの問題でも、心だけの問題でもなく、その両方が複雑に絡み合って起きているケースがとても多いというのが、これまで3万人以上の方を診てきた中での実感です。身体の緊張を丁寧にゆるめていくことで、脳の過敏になった警告システムが少しずつ落ち着きを取り戻していくのを、何度も目にしてきました。
一人ひとり違う原因を丁寧に探る
同じパニック障害という診断名でも、原因は本当に人それぞれです。だからこそ、思い込みで施術を進めることは絶対にしません。カウンセリングと詳細な検査を通じて、その方だけの原因をじっくり見つけ出し、それに合わせた施術計画を立てていきます。最初から最後まで私一人が担当することで、小さな変化も見逃さずに寄り添うことができると考えています。
今、つらさを抱えているあなたへ
ここまで読んでくださった方の中には、まさに今この瞬間もパニック発作の不安と向き合っている方がいらっしゃると思います。「病院に通っているけれどなかなか良くならない」「薬をやめたいけれど怖い」、そんな声を私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。パニック障害は、気持ちの持ちようでどうにかなるものではありませんし、一人で頑張って治そうとするのはとても難しいことです。だからこそ、専門的な知識を持った人と一緒に、あなただけの原因に向き合っていくことが何より大切だと私は考えています。焦らなくて大丈夫です。少しずつでも、以前のように電車に乗れたり、人と会えたり、好きなことを楽しめる日々は必ず戻ってきます。どうか一人で抱え込まず、いつでも気軽にご相談ください。あなたが穏やかな毎日を取り戻すために、私たちが力になります。
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